小型・高分解能質量分析装置の開発:MSI.TOKYO株式会社          

質量分析装置の種類とその比較

種類 価格帯 サイズ 分解能 定量性 質量域 特徴
マルチターン型 ~¥1800万 小型・高分解能
四重極型 ¥500~1000万 × × 小型・定量性
磁場型 ¥2000~6000万 × × 高分解能・定量性
イオントラップ型 ¥2000~4000万 × 小型・MS/MS可
FT-ICR型 ¥1億~3億 ×× ◎◎ × 超高分解能・高精度
イオンモビリティ型 ¥500~2000万 ×× × × ポータブル
一般飛行時間型 ¥2000~8000万 × 高質量・高分解能

質量分析の分野において、各社さまざまな装置を開発、販売していますが、要求される性能を全て満たす万能機は存在せず、利用者はサイズ、重量、価格、目的の観点から適した装置を選択し、一般的には専門の研究機関での利用に限られます。 しかしながら、食の安全性等、生活に密着した問題を解決するためには、性能を維持したままポータブル化を実現し、分析現場に装置を持ち込むことが不可欠であると考えています。

マルチターン技術

向き合った4つの電極で形成される周回軌道にイオンを打ち込んで軌道上を複数周回させることで分離に十分な飛行距離を実現し、高分解能を得ることが可能です。

この光学系の最大の特徴は、入射時のイオンの位置、角度、エネルギーのばらつきを許容可能で、結果として理論上は周回を重ねてもイオン量の減衰が生じない点です。

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